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見世物小屋

超短文書き散らしブログ

   

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008. はらぺこ狼(テニス / 喜多×室町)



室町誕に向けての、喜多室試し書き。
多分、3年生引退後で室町が部長になってる設定。
エロくも直接的な描写も無いですが、やってる事は完全にエロ的なアレなので一応ご注意を。





「ね~いいじゃ~ん!ちょっとだけにするからさ~!!」
「嘘だ!お前のそれ絶対嘘!!そう言ってちょっとだけだった事なんか無ぇだろ!?」
「しょうがないじゃん、室町さんが色っぽ過ぎるのが悪いんだと思います!」
「何で俺のせいなんだよ!知らねぇよそんな事…って乗るな!離れろ!」
「お断りだ!!」

体格も力もさほど変わらない者同士の宿命というべきか、ベッドの上に押し倒そうとする喜多と、それを押しのけようとする室町の本気のもみ合いはもう10分以上も続いている。もみ合いながらも、褐色の首筋に滲む汗だとか、普段サングラスに隠されているせいで周りよりも幾分白い目元に映える長い睫毛だとか、そういったものが自然と目に留まってしまい、その度にぞくりと身体に電流が走る。

そしてその一瞬の隙にどうにか喜多の腕から抜け出した室町は、素早くベッドから離れて距離を取る。その猫の様にしなやかな身のこなしに、思わずまた見とれてしまった。喜多がまた距離を詰めようものなら即座に反撃に打って出るつもりなのか、室町は息を荒げながらも喜多をじっと見据えている。

「ったく………お前、明日の外周他の奴らの倍にするからな」
「はあっ!?…ちょっ部長いくら何でも横暴なんじゃないの!?」
「うるせぇ横暴はどっちだよ!俺に死ぬ程負担掛けやがるんだ、お前だって死ぬ思いしやがれ!」
「えええマジか…!………って…え?それってさ…」
「何だよ」
「…もしかして、今日オッケーって事!?」
「…べ、別にオッケーじゃねぇけど、単にこのままこれ以上お前とこうやってバトんのもヤんのも体力の消費的には変わんねぇし、だったらもういっそ腹括っちまった方が面倒臭く無ぇしって思っただけだよ…!」
「やだなぁもうそんな事言っちゃって、室町ったらツンデレなんだから!」
「ツンデレじゃねぇよ、ただの合理主義だっつーの!」

喜多はベッドから降りると、「勝手に自分に都合良く解釈すんじゃねぇ!」と、そう続けた室町の元へとにじり寄る。逃げられるか抵抗されるか…と思いきや、室町はその場で喜多をじっと見つめているだけで、身動き1つしない。

「…ねぇ、ホントにいいの?俺、嬉し過ぎてめっちゃ本気出しちゃうよ?」
「………だから嘘だろって言ったんだよ、全然ちょっとじゃ無いだろそれ…」

呆れた顔で溜め息混じりにそう呟いた室町の肩を引き寄せ、抱きすくめる。耳元で再び溜め息が聴こえた様な気がしたが、構うものか。もうここからベッドまで戻る事すら、もどかしいのだ。


 

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