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見世物小屋

超短文書き散らしブログ

   

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014. 春のひとを想う(絶望先生 / 可符香×望)



死ネタ注意。





初めてあの人に出会ったのは、満開の桜並木の中だった。薄桃色の花びらが風に舞い上がり視界を覆い尽くすその中に、あの人が居た。まるでそこに当然あって然るべきオブジェの様に、桜の枝からぶら下がっていたあの人を引き下ろしていたその時既に、多分私は何となく分かっていたのだ。世界が薄桃色に煙るその時、きっと再びまたここであの人と出会う事になると。季節が幾度廻っても、時の流れが2人を引き離したとしても、互いに別の相手と結ばれたとしても、必ずいつかまためぐり会うと。それが必然であると。



そして、私はまた満開の桜の下に立っている。目の前には、まるでそこに当然あって然るべきオブジェの様に、あの人が揺れている。



(ねぇ先生…私の予感は、あなたにとっての福音になりましたか?)

 

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