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見世物小屋

超短文書き散らしブログ

   

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022. 声が聞きたい(黒バス / 火神←黄瀬)



最近前にも増して黄瀬が好きで仕方ないので、勢い余って初火黄です。
黄瀬は相手がキセキとか先輩だとわんこなのに、火神に対してだけはワガママ全開だといいと思う。

おいら確か黒バスにハマった当時は黄瀬攻の人だったはずなのに…どうしてこうなった…。
しかし誰得っていうか、ただの俺得である。





目的と手段が完全に逆転してしまっていたのは、一体いつからだったのだろう。


「もしもし火神っち?今大丈夫?」
『…んだよ黄瀬かよ、何か用か?』
「いや~別に用って程の用は無いんスけどね」
『無ぇのかよ…』
「用…?あっ…そうだ!明日って誠凛練習休みっスよね?どっか遊び行かねっスか?」
『はぁ!?いきなり何言い出すんだよ、つかお前それ今思い付いたろ!?』
「え、ダメ?」
『ダメとかそれ以前の問題だろ、お前の大好きな黒子でも誘えばいいじゃねぇか…』
「そんな、黒子っちにこんなワガママ言えないっス」
『俺ならいいのかよ!』
「火神っちならっていうか、むしろ火神っちにしか言わないっスよ」
『………大、迷、惑、だ』
「…え~酷いっスよ火神っち~」
『酷いのはどっちだよ酷いのは』


携帯越しに呆れた様に嘆息する火神の吐息が聞こえて、思わず笑いが漏れてしまう。本当に、用など無かったのだ。遊びの誘いは彼の言う様に完全な後付けで。ただ…声が、聞きたかっただけで。火神が自分と会話してくれる、それだけでこんなに笑みが溢れて止まらないくらい、嬉しい。

初めは”いつも黒子の隣に居る”という、ただそれだけの存在だった。彼とも仲良くする様にしたのも、そのせいだ。
だが一度試合をして彼の凄さを目の当たりにしてからは、彼個人にも一目置く様になっていて。そして…いつの間にか、黒子の隣に彼の姿が無いと落ち着かなくなっていた。何の為に度々誠凛まで足を運んでいるのかも、正直よく分からないレベルになってしまっていたのだ。


「…う~ん、まぁ俺もワガママっスけど、火神っちも結構酷いっスよね」
『は?何でだよ?どう考えてもお前の方が酷いだろ』


目的と手段が完全に逆転してしまっていたのは、一体いつからだったのだろう。


(いやいや…鈍さで言ったらあんたの方が断然酷いから!)


 

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